会社概要 コンセプト 施工例集 スタッフ紹介 ブログ お問合わせ
 

ヴィレッジホームズへの思いと今後について

今、昨年9月ブルーベリーハウスを立上げ、9ケ月が経ちました。そして次なるステップとして法人化して、仲間が増えるということ。大変大きな責任です、皆のそして家族の未来、協力業者様全ての思いを背負って前に進み、成功へと邁進いたします。
 思い起こせば、2002年6月17日、関空を飛び立ち、カナダバンクーバーへと降り立ちました、生憎の雨模様で、カナダで初めての買い物が折り畳み式ジャンプ傘、というのもなんでしょうか?それから約1週間という短い期間であったが、北米視察旅行に出かける幸運を得ました。大阪時代の企業、(株)滴水という会社(残念ながら今はもうない)にお世話になっていた時の話です、もう10年前になります。

 バンクーバーからシアトルへと陸路にて移動、当時シアトルマリナーズにはイチローと大魔神こと佐々木が、頑張っていた時代です。会えることも一つの楽しみだったが願いかなわず、セーフコフィールド球場でイチローや大魔神グッズを手にしたことが懐かしいです。

バンクーバーでは地元で頑張る日本人建築家と交流したり、サイモンフレイザー大学で都市計画の講義を受けたりと結構充実した時間を過ごせました。この時、サッカーのワールドカップが日韓同時開催で行われており、日本が負け韓国が勝ち残りました、バンクーバーは朝からテーハミングの大合唱?ここは何処?と思ったことが懐かしい。(在カナダ韓国人は意外に多く、最も多いのは中国系移民で15%に及ぶらしい)

さて本命の、カリフォルニア州、サクラメントに近いデイビス市に位置する、ヴィレッジホームズ。
約4時間の視察でしたが、やはり最も印象に残る場所でした。正に理想郷、環境共生の基本に立ち、自然との一体開発には感動を覚えました。まるで昔からある街のようなそんな錯覚を覚えます、一から作り上げた街だなんて誰が思うでしょう、そんな自然さがまた素晴らしい。

今回の大きな目的がこの開発事業の視察にありました、大阪では過去に例のない開発事業、無電柱化(電線共同溝)という民間プロジェクトは、行政、関西電力との協力なしでは到底実現できないある意味壮大なプロジェクトであるとの認識を新たにしまた、やる気を起こさせる意義を非常に強く感じることが出来ました。

ヴィレッジホームズについて概略を述べます、総開発面積27.5ha(275,000u)内建設用地面積、13ha(130,000u)、期間、1970年〜1981年(11年間)、開発費用230万$(当時の為替で300円/$で換算すると、6億9千万円程になる)、また土地取得費は43,400$(1,300万円)、開発目的、環境共生型住宅開発、ディベロッパー及び設計者は、コルベット夫妻(マイケル&ジュディ)による。
別紙開発図面、写真(※ヴィレッジホームズ資料)からも、建設用地が総開発面積の約半分(47%)であること。開発道路の特徴として曲線型の道路、クルドサック形式の道路で構成される、220戸の戸建て住宅、20戸のアパートメント、コミュニティ施設、オフィス、レストラン、ダンススタジオ、8つの果樹園、2つの公園、コミュニティガーデン、葡萄畑からなる。

詳細は別紙資料を参照して頂きますが、この開発をアメリカ人がしたことに大変驚きを覚えます、永住型の住居だからです、欧米人の住まいの考え方が長い人生の中で平均5〜6回の転居、その都度のライフスタイルに合わせた住環境に移り住むという考えがあるように聞いていた。この環境はまさに永住志向、自然と隣り合わせに生き、太陽の恵みを受ける。日本の住宅開発には、志が無いことを改めて痛感したことを思い出します。
このような住宅開発が日本で出来ないか?法規制の問題、土地の問題、様々な難問があるが当時の滴水にはクリアするパワーがありました。実際はヴィレッジホームズのような規模ではできませんでした。しかし、志は十分、叶えたものが出来たと信じています。
滴水がその後、経営破綻になり民事再生を受けたのはそれから2年後の2004年のことです。
当時、大阪市西淀川にある広大な土地(阪急所有の土地、当時はゴルフクラブ)約210,000u(65,000坪)に戸建て住宅1,435戸、多目的商業施設(用地17,455u)を開発することを計画しておりました、当時の民間レベルの開発では関西で初めてのものでした。
この挫折は非常に大きな影を自分自身に落としましたが、叶わぬ夢はないと今でも信じております。
あれから、もう8年、5年前に地元豊橋に間取りブルーハウスという会社に3年半お世話になり、去年9月に起業し現在に至りますが、この度、夢を追いかける仲間が増えます。
ヴィレッジホームズを造る夢を実現すべく法人化とし、会社の名前をヴィレッジホームズ株式会社とします。その主力部門として住宅部門があります、ブルーベリーハウスをブランドとして位置づけ、確立したい所存です。

ヴィレッジホームズの街づくりという夢の実現には、おそらく長い道のりがあると思います、私が現在、53歳です。あと10年は頑張れますが・・・・・・この夢を実現するためには、やはり若い力が必要で、沖永誠治にその夢の実現を託したいと思い、今回代表に置き、この5年間で会社を軌道に乗せ20年以内に日本のヴィレッジホームズを実現させることを考えます。
後、20年ぐらいは生きられそうなので・・・?

さて、ヴィレッジホームズですが、基本的には住宅の提供ですが、環境共生の住宅、街づくりを推進するには、土地の確保(不動産売買、仲介含む)、エネルギー、農業、商業施設等、コンプライアンス等の問題を避けて通れません、その為にはそれぞれ専門の知識と経験が必要となり事業部門として各事業部を立上げます。
事業存続のためには先ずは、住宅事業部の確立が最優先課題です、別紙中期目標の通り順調にいけば5年以内には10億企業となり実績を踏まえた営業展開が可能となります。

住宅部門における、土地取得、仲介に関しては、豊田、豊川、豊橋に展開するハウスドゥ(FC店)と業務提携をさせて頂きます。軌道に乗ればこの案件だけでも年間10〜20棟以上の受注が見込めます、

エネルギーに関しては太陽光発電を主に、東芝、パナソニックの製品をメインに住宅と一体化して販売します。また、既存住宅(取扱い物件)へのアプローチもあります。
単結晶の太陽光パネルは発電効率では他社の追随を許さず、既に提供している住宅の全てが電気代の負担がゼロという結果を得ております。今後の課題としては蓄電池システムの充実とコスト面です。まさに災害にも強い家造り、街づくりを目指します。

農業部門に関しては、地の利で渥美に近く親類縁者が農業の専門家ですので、この部門はその専門家の知識と知恵、経験を十分に活用していきます。新鮮野菜の朝市を企画し近隣住民への提供も考えます。
商業施設関連に関しては売り物の専門性が問われますが、先ずはアンテナショップ的要素、来店型店舗を確立、重要なのは地域、地元に密着したコミュニティを重視した店舗を考えます、例えば地産地消の料理教室、有名シェフでなく、地元料理家を招き行う、店舗内にはコミュニティの情報、土地情報も含めて展示する。(集会所的要素)前述の農産物の販売も含めて、またブルーベリーの生産、商品化(オリジナル商品化)そして販売。
コンプライアンスに関しては、もっとも専門知識を要求されますので、兼ねてよりお付き合いのある法律事務所と連携していきます。付随して、当社給与支払業務、税務対応、各顧客への税務相談も含めて税理士事務所にお願いします。
保険代理店としての活動もあります、幸い既に、損害保険募集人の試験にも3名の合格者をだし、代理店として登録を行います、住宅供給に欠かせない、火災保険のパッケージ商品化(火災保険付の住宅)による売上も見込まれます。付随して自動車保険、生命保険の獲得も目指します。
さて、世間への告知に関してですが、基本口コミ(紹介営業)の効率が高いのですが、一方、認知度上げることは、必要不可欠な要素である、既にネット上では、ホームページを展開しており一定の効果がみられ、また、定期購読紙、フリーペーパーへの掲載、チラシ広告での掲載(建築相談会及び現地案内会)、野立て看板(現在、西高師町、湖西市古見町の2か所に展開)、を考えております。

最後に、我々の仕事はお客様に高額な商品を売ることになります、そのお客様に後悔させない家造り、サービスの提供、ヴィレッジホームズの提供するものすべてが環境共生へとつながるモノづくりを目指して、ワンフォアオール、オールフォアワンの精神で社員一同精進していく所存ですので皆様のご指導ご鞭撻を今後一層お願いいたします。

平成24年6月吉日
ヴィレッジホームズ株式会社
取締役会長  杉原 健二

 

 

HOMEイベント案内お問合わせ