《買うときの心得3カ条》
@ 掘り出しを狙わない。
掘り出しを当てる確率は宝クジを当てるより低い。プロは真剣勝負を重ねて素人より絶対に眼が利きます。「プロは命懸け素人は心掛け」です。
A 土やその他の汚れの付着したままのものを買わない。
良い品なら、綺麗にして大切に保管しているはずです。土の付いたものは発掘品を偽装したり、茶渋等で酷く汚れたものは伝世品の偽装が多い。
B 箱書きにとらわれない。
プロにとっては箱書、落款などを真似ることはさほど難しくありません。妙に作為的なものや下品なものは避け、気品があるものを買いましょう
。
《価格の盲点》
@ 産地の骨董店の価格は高い。
産地では流通量多く安価の思いに反して、身贔屓のために価格が高い。地方窯は民俗資料であっても、古美術品の格と流通性を欠きます。
A 有名作家の作品でも、通常は没後に価格は上がらずに下がる。
作家の在世中は、生活保障をする価格となっており、ある種の人気も呼んで高いものです。没後は、価格が低下して安定します。 |